ウィルス対策は口腔ケアから
2020年3月13日
こんにちは、山中です。
新型コロナウィルスの影響でみなさま様々なご調整に追われているかと思います。
インフルエンザなどの一般的なウィルス対策として、まず思い浮かぶのは手洗いやうがい、マスク、ワクチン接種ですが、あまり知られていないのが、口腔ケアです。
口は、食べ物や病気を引き起こす病原体などの異物が入って来る、体の入り口です。
鼻や口の粘膜には、粘膜免疫と呼ばれる病原体に対する防御機能が備わっています。
むし歯や歯周病を予防するだけではなく、インフルエンザや肺炎といった全身的な感染症を予防するためにも、口腔ケアは欠かせないことなのです。
口腔ケアの目的は、むし歯や歯周病の予防だけではありません。
口臭の予防、味覚やお口の中の感覚の改善、口腔内細菌による誤嚥性肺炎などの全身疾患の予防、生活のリズムを整えるなど 口の中を清潔にするだけでなく、歯や口の疾患を予防し、口腔の機能を維持することにあります。
特に高齢者の方は、義歯、インプラント、入れ歯など調整することにより、唾液の分泌が増えたり、噛み合わせがよくなり、栄養状態が改善するなど様々な効果があります。
口腔ケアを効果的に行うことにより、むし歯や歯周病の予防だけではなく、そのほか誤嚥性肺炎などの予防につながり、また認知症の予防、日常生活リズムの確立、生活意欲の向上にもつながります。
感染症を予防するためには、お口の中を清潔に保つことが大切です。
外出を控えなければならないときこそ、しっかり口腔ケアを行っていただき、心身共に健康を保つようにしましょう。