歯磨きがインフルエンザ予防?!
2019年1月23日
こんにちは、山中です。
1月に入り、寒気や乾燥が続き、インフルエンザ感染や学級閉鎖が増えてきているようです。
みなさま、体調管理に気をつけてお過ごしください。
現在、インフルエンザの予防としては、
①十分な睡眠、無理をしない(免疫力の向上)
②人の多いところにいかない(感染の機会を減らす)
③うがい、手洗いの励行(ウイルスを体の中に持ち込まない)
④感染の機会が高い場所での、マスクの着用
などがいわれています。
実は“歯磨き”がインフルエンザの予防になるって知っていますか?
お口の中の細菌が、このインフルエンザウイルスを手助けしてしまうプロテアーゼを作り出してしまうのです。
つまり、お口を不潔にしておくと、細菌が増殖し、プロテアーゼの量も増え、インフルエンザにかかりやすくなってしまうのです。
お口のケアをしっかり行い、細菌を減らすと、唾液中のプロテアーゼ量が減り、インフルエンザの発症も抑えられるというわけです。
また口腔内が不潔だと、インフルエンザ治療薬が効きにくくなる可能性があると報告もあります。
お口のケア、毎日の歯磨き、歯ブラシの交換も効果的です!
口腔細菌は歯の表面だけでなく、舌の上(舌苔)、咽頭などの粘膜にも多く存在します。
歯磨きだけではなく、フロスやマウスウォッシュで口腔内全体をコントロールすることも重要です。
専門的な口腔ケアができていると、口腔内の細菌の数が1桁程度減ることがわかっています。
また、口腔内が清潔になることで、唾液が粘膜を潤し、感染予防にもなります。
高齢者の口腔ケアを行うと、誤嚥性肺炎の予防になると言いましたが(前回記事)、風邪だけでなくインフルエンザにも効果的となります。
今年も快適で安心して頂ける医療を受けていただけるよう、スタッフ一同努力して参ります。
お口の健康で気になることがありましたら、お気軽にご相談ください。
政府広報オンラインより