誤嚥性肺炎とお口のケア

2018年12月21日

こんにちは、山中です。

誤嚥性肺炎(ごえんせいはいえん)とは、口腔内の唾液や細菌が誤って気道に入り込むことで起きる肺炎です。
誤嚥は特に夜間に起こりやすく、誤嚥を起こしても「むせ」などの自覚症状がないことがあります。
これを繰り返すと誤嚥性肺炎を起こします。
また、胃の内容物が嘔吐により気道に入った場合にも誤嚥性肺炎が起こることがあります。
食前、食後の口腔ケアと食事中の誤嚥防止が大切です。

実際に口腔ケアを実施した人たちと口腔ケアを実施しなかった人たちを比べると、 肺炎の発生率はおよそ40%減少させる効果がありました。

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口腔ケアの目的は、むし歯や歯周病の予防だけではありません。

口臭の予防、味覚やお口の中の感覚の改善、口腔内細菌による誤嚥性肺炎などの全身疾患の予防、生活のリズムを整えるなど 口の中を清潔にするだけでなく、歯や口の疾患を予防し、口腔の機能を維持することにあります。

また次のようなメリットもあります。

 

◎口腔と咽頭の細菌数が減少する
咽頭は鼻や口を通して直接、外と接するところなので、感染を起こしやすいところです。
気温の変化、寝不足や疲れなどで抵抗力がおち、細菌やウィルスが感染すると、のどが赤く腫れます。
ケアをすることにより、細菌数が減ることがわかっています。

虫歯や歯周病予防のブッラシング以外にも、入れ歯の方は入れ歯を清潔に保つことも、口腔内の細菌を減らす効果があります。
また口腔内の舌、粘膜もスポンジやガーゼ等による清掃で、マザージ効果もふくめ、唾液を促し味覚の向上や口内炎や粘膜の炎症を軽減できます。
口腔ケア後の保湿剤ジェルの塗布も、口腔乾燥のある方にはお勧めします。

◎舌や口唇などの口腔機能が改善する
食べる量が増え、栄養状態もよくなり、免疫力が上がります。

特に高齢者の方は、義歯、インプラント、入れ歯など調整することにより、唾液の分泌が増えたり、噛み合わせがよくなり、栄養状態が改善するなど様々な効果があります。

口腔ケアを効果的に行うことにより、虫歯や歯周病の予防だけではなく、そのほか誤嚥性肺炎などの予防につながり、また認知症の予防、日常生活リズムの確立、生活意欲の向上にもつながります。

歯が痛い歯ぐきが腫れたなどいったことの他にも、食べにくい、飲み込みにくい、むせやすい、などおかしいと感じることがありましたら早めにかかりつけの歯科医院に相談して治療を受け、その後の口腔ケアについても相談してみるようにしてみてください。

誤嚥性肺炎

 

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