歯科用CTでわかること
2018年12月11日
こんにちは、山中です。
歯のX線撮影(レントゲン)は、どういう場合に必要なのでしょうか?
歯が痛かったり、歯肉が腫れたりして歯科医院を受診された場合、まずは、主な症状をお訊きし、問診を行います。
更に診断を確実なものにするために、外観からは見えない病変を把握する必要があり、そのためにX線撮影を行います。
近年は、インプラントの術前検査や経過観察などにレントゲン写真に加えてCTも使われるようになりました。
レントゲン写真とCTは異なります。
レントゲン写真は2次元的な画像しかえられないので、歯や骨の厚みや奥行き、内部の状態はわかりません。
一方、CTは、物体の断面をみることができるので、歯や骨の3次元的な状態を把握することができます。
そのため、インプラント治療をより安全に行なうためには、CTから得られる情報が不可欠です。
パノラマレントゲン撮影だけでは知ることのできない、骨の厚みや形を、より細かく調べることができるからです。
その他にも、親知らずの抜歯や、歯の神経の治療の診断などにも有用です。
また放射線被曝においても、歯科で使われるレントゲン写真やCTの放射線量であれば極微量であるため、たとえ妊娠中であっても心配することはないとされています。
歯みがきをして歯の健康を保つことが何よりも大切なことですが、違和感や痛みを感じたらすぐに歯科医院で診察を受け、レントゲンやCTを行った時には、歯科医師としっかり、今のご自身の歯の状態を確認することが大事です。
当院でも歯科用CT完備しております。
今までレントゲンで見えなかった細部までも、正確に確認する事ができますので、より正確で、より安全な検査・診断を行うことができます。
当院ではインプラント治療の患者さんには無料でCTスキャン検査を行っております。
お気軽にご相談、ご来院ください☆