歯ぎしりについて
2018年2月8日
こんにちは、山中です。
夜間の歯ぎしりをする人の割合は8~16%といわれていますが、日中の歯ぎしり・食いしばりをあわせると90%近くの方がしている可能性があるという疫学調査もあります。
歯ぎしりをすることによりさまざまな悪影響があります。
歯ぎしりによって詰め物がかけたり、すり減ったり、さらに歯に強い力が加わると、歯が割れたりすることもあります。
また、健康な歯であっても、歯ぎしりによって歯が揺れたりすることもあり、歯を失う原因になることも多いのです。
顎の疲労感、開きにくい、痛みがある、いつも首が凝っている、顎、顔のゆがみやえらが張っているなどの症状がでることもあります。
歯ぎしりというと、寝ている時にギリギリやガリガリといった音がする者をイメージする人が多いと思います。
歯ぎしりは、様々な種類があり、顎を左右に大きく動かすグラィンディング、力が入るところで咬み込みを繰り返すクレンチング、顎を垂直的に動かすタッピングがあります。
音が鳴らない食いしばりもありますし、睡眠時の歯ぎしり、食いしばりは与える力は強大ですが非常に短い時間しかしないことがわかっています。
歯ぎしりは口腔異常癖と呼ばれており、無意識のうちにやってしまっている行動なのです。
つまり、自覚せず、気づかないことがとても危険です。
一番多い原因としては、心因性、ストレス性のものです。
また、力仕事をされている方やスポーツ選手、日常から食いしばる癖がある人ほど寝ている間も同様の現象が起こっている可能性が高いのだそうです。
自分でコントロールが不可能な歯ぎしりの場合には、歯科医院で就寝時にはめるマウスピースを作ってもらい、歯へのダメージを防ぐようにしましょう。
昼間の歯ぎしり・食いしばり対策としては、まずは、気づくことです。
仕事に夢中になっている時など、しっかりかみ締めていないかどうか、自分で意識してみましょう。
普段、日中は舌を上あごに添わせるようにして上下の歯を触れないように口を閉じていれば問題ありません。
もし食いしばりに気づいたら顎の力を抜いてストレッチングをしてみましょう。
日頃から力を入れすぎないよう、顎をリラックスさせて過ごしましょう☆
お口の健康で気になることがありましたら、お気軽にご来院ください。
スタッフ一同お待ちしております。