大人の虫歯
2017年10月19日
こんにちは、山中です。
実は、虫歯は、子どもでは減っているものの、大人では減っていません。
しかも年齢を重ねると自覚のない虫歯が増えるといいます。
「痛くないから虫歯はない」という考え方、ちょっと危険です!!
歯ブラシが届きにくい歯の溝のほか、過去に治療を受けた歯の詰め物の周囲には「二次う蝕(再発虫歯)」、歯と歯茎の際目には「根面う蝕(根元虫歯)」が発生しやすくなります。
◇◆「二次う蝕(再発虫歯)」
過去に虫歯を治療したときに入れた詰め物やかぶせ物と歯の間に隙間ができ、菌が入り込んで発生します。
◇◆「根面う蝕(根元虫歯)」
加齢や歯周病によって歯茎が下がり、歯の根元の象牙質が露出することで歯の根元にできます。
二次う蝕は数回に渡る治療により神経を取り除いた歯である確率が高く、痛みを感じにくい虫歯です。
根面う蝕は歯茎が下がって露出した歯根に発症するため、ある程度、高齢の方に特有。虫歯の深さの割には痛みを感じにくい特徴があります。
また、歯の詰め物やかぶせ物には寿命があるため、定期的に歯科医院を受診することをおすすめします。
*****虫歯なりやすさチェック*****
1.歯磨きは1日一回以下
2.間食やだらだら食べることが多い
3.甘いものをよく食べる
4.口の中がよく乾く
5.歯並びが悪い
6.歯周病がある
7.かぶせ物や詰め物が多い
8.しばらく歯医者に行ってない
上表のチェック項目は、当てはまる数が多いほど、虫歯になる可能性が高くなります。
歯みがきが1日1回以下だったり、間食やだらだら食べることが多かったりすると、歯に歯垢(プラーク)がつきやすくなります。
口の中がよく乾く場合、唾液不足が考えられます。唾液には殺菌作用があるため、不足すると虫歯菌が住み着きやすくなります。
歯並びが悪かったり、歯周病で歯茎が下がっていたり、歯と歯の間に隙間ができていたりすると、磨き残しをしやすくなります。
歯のかぶせ物や詰め物が多いと、虫歯を再発しやすくなります。
大人の虫歯の特徴は「見えにくく、気づきにくい」ことです。
しばらく歯科に行っていないと、気づかないうちに虫歯になっている可能性が高くなります。
これらに当てはまる場合は、虫歯を早く見つけるためにも、歯医者さんで定期検診を受けましょう。
当院でも患者さんのお口の中をすみずみまで、チェックし、虫歯や歯周病、嚙み合せのチェックを行います。お気軽にご来院ください☆