歯垢と歯石の違い
2017年10月6日
こんにちは、山中です。
一昨日の十五夜はあいにくの曇り空でしたが、雲の隙間からたまに見えるお月さまを見て、子どもたち「うさぎがいる!」と大騒ぎ。
こういった季節の行事大切にしていきたいですね。
10月に入り、一段と朝夕の寒暖差を感じるようになりました。
みなさま体調を崩されたりしていませんか?
疲れがたまったりすると、免疫力が低下し、お口の中でも様々なトラブルが起きやすくなります。
今回は歯垢と歯石についてお話したいと思います。
それでは、歯垢(しこう)と歯石(しせき)違いわかりますか?
同じものかと思っていらっしゃる患者さまが多いのですが。。。
半分当たりで、半分不正解です。
簡単に言うと…
歯垢は歯に付着した柔らかい汚れ。別名「プラーク」とも呼ばれています。
歯石は歯に沈着した硬い汚れ。
歯垢は歯ブラシで取ることができますが、歯石になると歯ブラシでは取ることができません。
実は歯垢はたった2日で歯石になってしまいます!!
つまり歯みがきでみがき残した歯垢が、唾液の中のミネラルと結合して、硬くなって歯石ができてしまうのです。
「石」という字の通り、歯石はとても硬く、いったんついてしまった歯石は歯ブラシでは取ることが出来ません。
日常の歯みがきでは完全に歯垢を除去することは困難なため、どんなに歯みがきをがんばっても、歯石は少しずつついてきます。
放置すると歯石はどんどん硬く、そして増え続けます。
歯石の表面はデコボコしているために、歯垢がつきやすく、細菌の温床になるばかりでなく歯肉を刺激して、歯周病の原因となったり、歯周病を悪化させます。
歯垢の付着を防ぐには、飲食後の、口腔内のケアと食べ残しや、飲みのこしを口の中に残さないこと。
飲食後の口腔内のケアに注意してください。
詳しくは以前の「歯周病について~予防編~」をご参考にしてください。
歯石に変化する前に、上手に歯垢を除去することが重要になります。
歯垢、歯石のつき方は食事の摂り方、ブラッシングのしかたによって変わってきます。
なるべく間食をせず、糖分を摂りすぎないということに注意し、正しい歯磨きの仕方を歯医者さんで一度教えてもらうこともおススメです。
こういった体調を崩しやすい時期にこそ、お口のクリーニング、メインテナンスをしてしっかりお口のケアをしていきましょう☆