永久歯への生え変わり
2017年8月7日
こんにちは、山中です。
前回記載しました乳歯と世代交代していく大人の歯、永久歯についてのお話です。
永久歯が生えてくるのは6歳頃からで、すべて生えそろうのは15歳ぐらいです。
この永久歯の数は親知らずを除くと上下14本ずつで、この永久歯の生えてくる順番は、まず乳歯の一番奥の歯の後ろ側に第一大臼歯(6歳臼歯)が生え、その後に乳歯の前歯→ 横の歯→ 最後に6歳臼歯の後に、一番後の歯が生えます。
乳歯と同様に生える時期や順番は個人差がありますから、 まわりのお子様とくらべて遅かったりしてもあまり気にしないでください。
この通りでない場合もありますので、心配なようでしたら歯科医院に相談してみましょう。
■ 永久歯の特徴
①永久歯の合計数は28本(親知らず4本を含めると32本)
②根がしっかりしていて太い
③色は乳白色(乳歯と比べるとやや黄色)
④歯の頭は、乳歯より大きくて高さがある
⑤エナメル質・象牙質が乳歯より厚い
⑥歯の大きさに対し、神経の入っている(歯髄腔)がせまい
前歯の生え変わりで問題になるのが、永久歯が生えてこない、乳歯と重なって生えてくる、歯間があいている、の3つのトラブル。
多くの場合は、様子を見るうちに自然と解消していくものです。
しかし、症状によっては歯科医院での処置が必要なケースもあります。
基本は経過観察で解決しますが、半年くらい異常が続くようならお近くの歯科医院までご相談ください。
乳歯同様、永久歯も生え始め約2年間は、まだ未熟で弱い組織なので虫歯になりやすいので注意が必要です。
成熟した丈夫なエナメル質にするためには唾液からミネラルを取り込んだり、フッ素で強化したりすることをおススメします!
奥歯の虫歯予防にはシーラントも効果的です!
特に最初に生えてくる第一大臼歯(6歳臼歯)は最も虫歯なりやすい歯です。
6歳臼歯を守りましょう。
永久歯は一生大事に使い続けるものです。
常に健康な状態に保つことが大切です☆