お口の細菌は人それぞれ
2017年6月19日
こんにちは、山中です。
大人の口の中には、300種以上の細菌がいます。細菌はむし歯を作ったり、歯周病を起こしたりし、又全身の病気にも関わっているといわれています。
歯をよく磨く人で1000~2000億個、あまり歯を磨かない人では4000~6000億個、さらにほとんど磨かない人では1兆個もの細菌がすみ着いています。
また口呼吸になっている人は細菌数が多くなっています。
母親のお腹の中にいる赤ちゃんは無菌状態の羊水の中で成長するので、口の中にも細菌はいません。しかし、お母さんや家族からの細菌が新生児の口の中に移って定着します。
お母さんの口内に虫歯の原因となるミュータンス菌が多いと、子どもに移行して虫歯になりやすいことも報告されています。
小さいこどものうちから鼻呼吸を習慣づけるのもおススメです!
我が家のこどもたちも幼稚園からお風邪をやっつける方法「あいうべ体操」を教わってきました。
口内の汚れや細菌は、唾液のもつ自浄作用によって洗い流されますが、加齢によって唾液の分泌量が減ることで、さらに細菌が定着しやすくなります。
口内の細菌には、カンジダ菌、黄色ブドウ球菌、緑膿菌、肺炎桿菌、インフルエンザ菌など、全身疾患の原因菌も含まれていて、免疫力の低下とともに増殖し、病気を引き起こすこともあります。
口腔細菌が全身の病気に関与してるとは恐ろしいですね。
病気のリスクを減らすためにも、口腔ケアをしっかり行ってお口の中を清潔に保つことが大切です。
細菌は、口蓋や舌の表面にも潜んでいるので、歯だけでなく舌や粘膜の清掃もしっかり行いましょう。
寝ている時は歯周病菌が増えやすいので、寝る前の歯磨きが一番大切で効果的です。
晩ご飯を食べた後よりも寝る直前にしっかり磨くことを、ぜひ今日から実践してください☆
定期的な検診もおススメします!!