知覚過敏について ~予防編~
2017年5月22日
こんにちは、山中です。
先日知覚過敏についてお話させていただきました。
できるだけならないように「予防」することが何よりも大切です☆
それでは、予防法にはどのようなものがあるのでしょうか?
◆◇正しい歯みがき◇◆
歯をごしごし磨いていませんか?
知覚過敏の場合は特に、力任せに歯みがきを行った結果、エナメル質が徐々に削られていき、象牙質が露出し、象牙質にさまざまな刺激が加わり「歯がしみる」知覚過敏の症状へ繋がってしまうのです。
そこで「正しい歯みがき」をすることによって、エナメル質が傷つく事を抑え、知覚過敏の予防、症状の悪化を抑えることが期待できます。
歯垢(プラーク)、歯石の付着を抑え、歯周病、虫歯を予防することも期待できるのです。
脇の部分の毛が短い「ふつう」か「やわらかめ」の歯ブラシで、小刻みに磨きましょう☆
◆◇歯ブラシと歯みがき粉選び◇◆
〇歯ブラシ選び
力強く歯磨きをするクセがある方は特に、毛先が柔らかめの歯ブラシを使用することをオススメします。
とにかく強く磨くのではなく、やさしく1本1本丁寧に磨く事が虫歯、歯周病、知覚過敏予防の基本になります☆
〇歯みがき粉選び
市販されているほとんどの歯みがき粉には「研磨剤」が配合されています。
歯みがき粉を大量に付けて歯みがきをするのではなく、少量だけ使用して歯みがきをする習慣をつけることも大切です。
(少量の歯みがき粉だけで十分、歯の表面を綺麗にする効果があります)
知覚過敏が気になる方は以下のような歯みがき粉を選ぶようにしましょう。
・ノンペースト磨き(歯みがき粉をつけずに歯磨き)
・研磨剤無配合の歯みがき粉
・フッ素配合の歯みがき粉
◆◇酸性の食べ物、飲み物に気をつける◇◆
スポーツ飲料・炭酸飲料・ワイン・柑橘系の果物・梅干し・酢の物など酸性の飲食物は硬いエナメル質を柔らかくする性質があるので、食べすぎ、飲みすぎに注意しましょう。
「知覚過敏について」でもお話しましたが、酸性の食べ物は長時間口に含み続けたり、過度な摂取を行うことで、歯が溶ける「酸蝕歯」という病気のリスクが生じる恐れがあります。
酸性の飲食物のダラダラ食べや、チビチビ飲みをやめましょう!
食後は水などで口の中を軽くゆすぎ、30分くらい経ってから歯みがきをしましょう。
知覚過敏は身近な病気です。自分で注意をすれば改善できます。歯科で治さなくてはいけないこともあります。
知覚過敏の初症状など、気になることがありましたら、お気軽にご相談ください☆